プラセンタとは
プラセンタ(胎盤)とは、子宮の中で育てられる胎児と母親をつなぐ大切な臓器で、哺乳類特有のものです。
人間を除いた哺乳類は、出産後本能的に胎盤を食べてしまいます。これは出産によって低下した体力を速やかに回復させるためと考えられています。故に胎盤は栄養の宝庫であると言われているのです。
また、古来より漢方薬の原料としても使われてきました。とりわけ、滋養強壮薬、若返りの薬として珍重されてきた成分でもあるのです。
プラセンタの成分はたんぱく質(コラーゲンなど)、アミノ酸、ミネラル、ムコ多糖類(ヒアルロン酸など)、糖質、核酸、酵素など身体を構成しているものと同じです。そして成長因子といわれる各細胞の成長に欠かせない因子も含まれています。
これらの成分バランスは人為的に作り出すことは不可能だといわれています。それほどのベストバランスが自然に作り出されているのがプラセンタなのです。
近年では東大医科学研究所が胎盤の特殊な細胞を骨や神経細胞に成長させることに世界で初めて成功しました。このように最新の再生医療研究でも注目されているのです。
アンチエイジング
人類の永遠のテーマは老化です。 様々な病気やお肌のトラブルもこの老化によるものです。 老化というと自然の摂理であり、逃れられないものであるのですが、老化のスピードを遅らせることがアンチエイジングです。つまり老化(エイジング)をケアすること、エイジングケアがこれから大切なことだと考えられます。
生活習慣病など、生活習慣によって引き起こさせる病気は根本的にはすべて細胞の老化や変異によるものです。また肌のシワ、たるみも細胞の老化が原因です。
近年の研究によって明らかにされてきた成長因子がこれらの細胞に間接的に働きかけていることが分かってきました。 つまり、細胞を活性化させることにより、再生させていくわけです。
ヒアルロン酸やコラーゲンなどを直接飲んでもお肌の張りや潤い効果はありません。これらは疑似科学といわれるものであり、いわば「髪の毛を飲めば髪の毛が生える」というような全く根拠のないデタラメなのです。ヒアルロン酸やコラーゲンを生成する細胞を活性化させること、細胞自身が持つ自然治癒能力を高め病と闘うことがエイジングケアなのです。